絵本の読み聞かせ 一日に何冊?

子どもへの絵本読み聞かせは、一日に何冊すればいいのかしら?十分といえるのかしら?と思ったことはありますか?今回は何冊読めばいいのかについて、考えをまとめてみました。

なぜ「何冊」と限定する?

まず、なぜ大人は子どもに読み聞かせる絵本を「何冊読めばいいのか?」「何冊読めば十分なのか?」と考えるのでしょうか。

それは毎日忙しい中で、子どもが「読んで読んで」とせがんでくるけれど、それにすべて応じていたら家事が片付かないとか、疲れてへとへとになってしまうとか、そういう事情が背後にあることが多いのではないかと思います。

一日に何十冊も持ってきて、「これ読んで」と言われると、さすがにへとへとになりますよね。では「1日何冊までね」とか「時計の針がここにくるまでね」なんて制限を付けてもいいものなのか?

悩みますよね^^;

わかっていることは、子どもには制限なく好きなだけ読んであげたいという気持ちと、何時間も声を出して読み続けて疲れてしまうし家事が進まないで困るという気持ちの間で、お母さんを始めとする大人たちは悩んでいる、ということです。

この悩みを解消、または気もちをすっきりできる何かを考えてみたいと思います。

読み聞かせ へとへとに疲れないための知恵

子どもの要求を満たしつつも、大人の疲労を緩和する方法をいくつか挙げてみます。できそうなことをいくつか組み合わせてもよいかもしれません。

細切れに読む

一気に何十冊も読まずに、5冊ぐらいずつを何回にも分けてみてはいかがでしょう。一日の中にはお食事、お風呂、着替え、外出など、子どもがしなくてはならないことがあります。それらを切り替えとして上手く使って、この絵本5冊読んだらお風呂に入ろうとか、外出するまえに3冊読もう、外出先から帰るときに家についたら4冊読もうなど。

DVDなどを使う

食事の支度や後片付けなど、どうしても子どもについてやれないときがあると思います。そんなときには絵本の読み聞かせのDVDや、YouYubeでもいろんな絵本の読み聞かせが楽しめるので、活用してはいかがでしょうか。画面を見せてばかりだと良くないと思うのですが、ちょっと用事を済ます30分、疲れたのでちょっと休む間の20分など、時間を決めれば問題ないでしょう。

交代で読む

周りに大人がいれば、自分だけがずっと読むのではなく、近くにいる誰かに読んでもらうのもいいですね。または子ども自身がお母さんに読み聞かせしてもらうとか。でもこれは字が読めるようになるまではできませんね。1冊まるまる全部読んでもらわなくてもよいのです。小学校1年生になったわが子には、短いものは一人で全部読んでもらって、長い絵本のときは私と分担して読んでもらっています。

それで結局何冊読む?

私は一日に読む冊数にこだわるよりは、継続していくことのほうが重要な気がするので、無理をしないことが一番だと思います。けれども無理をしないとなると、工夫も何もせずに時間の余裕ができたらたくさん読んであげようという方向へ流されてしまいそうです。

そうすると結局、1冊読めたり読めなかったり・・・という毎日だったり。子どものいる家庭はどこも忙しいものですから、だいたい時間にゆとりなんてあるはずがないのです。

私のこれまでの経験から感じていることを、以下にまとめます。

工夫をして時間を作り出す

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我が家は夫婦と子ども一人です。夫の仕事はかなりハードで、何ヶ月も休みが一日もないときがあります。普段は月に1-2日間休めるかといったところ。朝早く出勤し、子どもが寝てから帰ってきます。ほぼ母子家庭状態です。

私は家で仕事をしています。在宅勤務というのではなく自営業です。ちょこっと稼げたら良いわと考えているわけではなく、大きな夢を抱いて仕事をしているので、それなりにあればあるだけ仕事に時間を使いたいと思っています。朝は一人でいられる時間に少しでも仕事を進めたくて、家族が目を覚ます前から起きて仕事をしています。夜もだいたい最後に寝ます。常に睡眠不足気味でいつも眠いですが、好きな仕事のためなので楽しくやっています。

我が家はだいたいそんな生活パターンです。まず失敗したケース、次に成功したケースを紹介します。

漫然と絵本の時間を探していた

忙しい一日の中で「落ち着いたら絵本を読んであげよう」と思っていたら、まず読めないです。漫然と「時間ができたら」と思っていても、そんな時間はできないのです。こちらが読む体勢が整っても、子どもがそんな気分ではない場合もあります。

一日中母子がべったりと過ごす一日の中でなら、ある程度それでも絵本を読み聞かせることができると思いますし、我が家もあまり深く考えなくても絵本を読むことは出来ていました。けれども問題は子どもが保育園、小学校へ行くようになってからでした。

我が家でも子どもが保育園へ行きだしてから、読む絵本の数がかなり減った時期がありました。私が絵本大好きで、英語の絵本をたくさん読んでいるにも関わらずです。本を読むことは私の仕事の一環にもなっているので、子どもが保育園に行っている間に読んでいました。けれども「時間ができたら読んであげよう」と思っているだけでは、なかなか絵本を子どもと一緒に開くことなどできませんでした。

そんな日々をしばらく過ごしていましたが、それでも一日の中に必ず絵本を読める時間がありました。それは寝る前でした。子どもが布団に入って、寝付くまで添い寝するのですが、眠る前に毎日絵本を数冊読んであげていました。

読む時間帯を決めて習慣化する

そもそも私がなぜ寝る前に絵本を読み出したかというと、保育園に行き始めたころ、夕方にお迎えに行ってから夜子どもを寝かせるまでが大変で、絵本なんて開くゆとりもなくなってしまったことから考えた策でした。

子どもだって保育園でいろいろあるし、いつも気分がいいわけではないですよね。ただでさえ夕食の支度、食べさせて、片づけをして、お風呂に入れて、決まった時間に寝かせなくてはなりません。我が家はまるで母子家庭。誰かに手伝ってもらうわけにもいかず、一人ですべてしなくてはなりませんでした。その上絵本なんて、全くそんな余裕はありませんでした。

このままではまずいと感じて、なんとか打開策がないか考えたのが夜寝る前の時間でした。これはとてもうまく行きました。子どもはすぐに寝る前の絵本の時間が好きになりました。自分で読んで欲しい絵本を選ぶようになりました。いつもは2冊程度読むので、子どもが1冊自分で選んで、私が1冊選んでいます。

子育てをして感じたことは、子どもは毎日同じリズム、同じ行動をすると心が安定するなということでした。だから習慣づけは意外とうまく行くと思います。小さければ小さいほど、うまく行くと思います。

優先順位をつけて読む時間を確保する

寝る前の絵本の時間はすっかり定着しました。保育園時代は家に要介護のうさぎがいて、私が世話に追われていたこともあり、子どもの帰宅以後は片付けと子どもの世話と介護に追われ、寝る前の時間以外、時間も心のゆとりも持てませんでした。もう少しなんとかできなかったかと悔やまれますが、今となってはどうしようもありません。

子どもが小学校へ入学し、夏休み前に担任の先生に言われた言葉でまた新たな習慣が生まれました。子どもの国語の本読みがあまり上手くないらしく、夏休み中は簡単な本でいいから声を出して読ませるようにしてくださいと言われました。

実は1歳の頃からずっと、保育園時代も言葉の遅れを指摘され続けていて、一時期療育にも通っていました。夜寝る前だけでも毎日絵本の読み聞かせをしていましたが、足りていないと感じ、子どもと絵本を読む時間を持つことにしました。

私たちの生活パターンで言えば、夕食後が一番うまく行くと思ったので、夕食後からお風呂に入る時間までが絵本の時間と決めました。実はその時間帯は、私は洗濯物を片付けたり、食器を洗ったりしていたのですが、それらをすべて子どもが寝てからすることにしました。

子どもはご飯を食べるのがとても遅いので、育児の中では食事時間はかなりのストレスでした。それでも夕食後に決めたのは、子どもが絵本を読んで欲しければ、早く食べてくれるだろうと思ったからです。寝る時間は9時と決まっていて、お風呂は8時から8時半の間に入ります。食事は6時過ぎからなので、早く食べないと絵本を読む時間がなくなるのです。

始めのうちは全く読めない日もありましたが、すぐに子どもは絵本の時間を気に入って、たくさん読んで欲しいからと、早く食べてくれるようになりました。おやつが好きで、ご飯の後は必ずおやつを欲しがっていましたが、今ではおやつもそこそこに、子どものほうから「絵本読もう」と言います。

ポイントをまとめると、生活の中ですべきことの優先順位を決めて、時間を確保するということです。我が家の場合は、片付けの優先順位を下げて、子どもと絵本を読む時間を確保しました。その結果、子どもが寝てから片付けることが増えましたが、絵本の時間が確保できたことのほうが大事なので満足です。

読む冊数は時間で決める

何冊読めばいい?という問題に戻りますが、私の考えはこうです。

今持っている絵本の時間で読めるだけの絵本を読んであげればよいと思います。もしもお母さんも子どもも「足りない、もっと読みたい」と感じるなら、なんとかまた時間を捻出すればよいと思います。1日24時間は変えられませんので、何を優先させるかの判断にかかるでしょう。

子どもは成長していくものなので、ずっと同じパターンではいかないはずです。その時々で優先順位を考え直したり、その場その場の判断でやりくりしていくしかないでしょう。1日読めない日があっても、習慣というベースがあれば大丈夫です。

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